「私、『クラヤミ推進委員会』を立ち上げようと思って」
「???」
伺うと、「この北斎通りがおちついた雰囲気の大人のデートスポットになったらいいナーと思って」と、素敵なプランを提案していただきました。
山口智子さんは北斎にとても興味をお持ちで、今回ぜひ『すみだ北斎美術館』及び『北斎通り』の現在の取り組みを直接見たい! との強いご希望により、会合が実現いたしました。
「北斎さんが生存していた時代のように、自然と調和を保ち、ほんのり灯りにともされている街並にして欲しい。いろいろな意味で今の日本は明るすぎると思う。今より少し明るさを抑えた光の方が、むしろ大事な事が見えたり、風情を感じられると思う。そして、割下水を復活させ、水の存在が私たちの心にもたらす癒しを再度生活に取り入れたい。夏には足を入れてちょっとした涼やかさを求められるような、そんな北斎通りにして欲しいんです」
と山口さん。また同行の佐藤さんから、
「オーストリアで有名なモーツアルト通りのように、北斎を愛する世界中の人たちから『北斎通り沿いに居住したい!』と注目されるような通りづくりを目指してほしい」
と、世界に羽ばたいているお二人なだけにロマンとスケールの大きな、夢膨らむお話をいただきました。たいへん有意義なひとときでした。
夢の実現に向けて、少しづつ取り組んでいきたいと思います。
山口智子さんはとてもスタイル抜群で、自然体のお美しい方でした。写真はごめんなさいとのことで残念ながら掲載できませんが、是非またいらしていただきたいですね(文責 小林京子)
2010.7.31(土)
北斎通りまちづくりの会 東あられ事務所にて