
こどもの体と比べて見て下さい。大きなキャンバスに、思い切り全員で描きます。
墨田みどり保育園では、5歳になると、4月から絵画クラスが始まります。これは、子どもの個性や能力をのばす取組みの1つで、オリジナルクラスといいます。(そのほか、英語、音楽、すもうじんく、元気棒のクラスがあります。)
絵画クラスを担当する専門家の荒野先生の発案で北斎の絵を描いています。スケッチの書き方、色のつけ方や色の混ぜ方などを学んだあとに、北斎の絵に取り組みます。
大きなキャンバス(約1.5m×約1.8m)に、5歳のこどもたち全員で北斎の絵を描きます。鉛筆で下絵を書き、アクリル絵の具とクレヨンで、色付けをします。
下の写真の絵を色づけをしている時のお話です。輪郭を描く担当になった女の子が、絵のポイントとなる部分の輪郭を描くときに、緊張と責任感から、涙が出てきたんだそうです。その時、みんなの応援があり、涙をこぼしながらも一生懸命、波の輪郭を描いたんだそうです。子どもたち全員の心のこもった傑作です。北斎も、さぞ、びっくりしていることでしょう。
北斎の絵は、現在3作品が完成していて、4作品目に取り組んでいるところです。ぜひ、地域のみなまさに、お披露目できる機会があればいいなと思っています。